今後市場の拡大や需要の増加が期待できるエンジニアの分野のひとつとして、VRの開発に携わるVRエンジニア職が挙げられます。
メタバースへの関心が高まっているように、今後この分野の市場が世界規模で拡大していくことはもはや確実、そうなればシステム開発からシステムの保守・管理まで、幅広い分野でエンジニア職が求められるようになります。
しかもかつてVRといえばかつてはもっぱらエンターテインメントの分野で活用されていた技術でした。
しかし、現在ではその枠を超えて広い分野で活用される機会が増えています。
例えば観光業界では観光地の魅力をよりリアルに知ってもらおうとVRの積極的な導入が行われていますし、医療の分野でもVRの活用が進んでいます。
治療に用いられるだけでなく、医師が患者さんに病気・怪我の状態や治療の方法を説明するときにも活用されているのです。
体内の状態をより立体的に表現することで医療の専門知識がない人でも理解しやすいメリットがあるのです。
もちろんエンターテインメントの分野でも需要の拡大が進んでおり、例えば動画配信サービスなどでもVRの普及が進んでいます。
さらには教育現場でもVRが持つ臨場感、没入感、わかりやすさを活かした教育方法が模索されています。
子どもをはじめとした学ぶ人がより興味を持って、楽しみながら、わかりやすく学べる手段として注目されているのです。
こうした状況からして、VRのシステム開発の将来性は非常に有望と見てよいでしょう。
最先端の技術となるだけにエンジニアにも高度なスキル・知識が求められますが、それに応えられるエンジニアならさまざまな分野で活躍する機会を得ることができるはずです。